『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』は、スタジオカラーとサンライズが手掛ける新たなガンダム作品です。
本作では、シャア・アズナブルの決断によって一年戦争の歴史が変化し、従来とは異なるIFの世界が描かれます。
特に話題となっているのが「赤いガンダム」の正体と、その存在がジオンの勝利にどう影響を与えるのかです。
本記事では、ネタバレを含みながら『ジークアクス』のストーリーを考察し、赤いガンダムの謎に迫ります。
- 『ジークアクス』に登場するシャアの赤いガンダムの正体
- 「シャロンの薔薇」や「ゼグノヴァ」などの重要な設定の意味
- シャアの選択がジオンの歴史をどう変えたのか
シャアの赤いガンダムとは?その正体と特徴
『ジークアクス』に登場する「赤いガンダム」は、本作のストーリーを大きく左右する謎の機体です。
U.C.0085のサイド6に突如現れ、クランバトルに参加するこのモビルスーツは、従来のRX-78系統とは異なるデザインと性能を備えています。
なぜこの時代に赤いガンダムが存在するのか?そして、それを操るのがシャア・アズナブルである理由とは?
ここでは、赤いガンダムの特徴と、その正体に迫ります。
型式番号gMS-αの謎
赤いガンダムの型式番号は「gMS-α」とされています。
RX-78系の型式を持たず、「gMS」という独自のナンバリングが与えられていることから、地球連邦軍のガンダムとは異なるルーツを持つ可能性があります。
一説には、これはジオンによって開発されたガンダムであるとも考えられています。
しかし、ジオン側がMS-06(ザク)を主力とし、モビルスーツ開発の方向性が異なることを考えると、このガンダムは「どこか別の世界」から来たものなのではないかという考察も浮かびます。
通常のガンダムと異なるクアッドアイの秘密
『ジークアクス』の赤いガンダムは、従来のガンダムとは異なり、ツインアイの下にもう一対の目がある「クアッドアイ」を持っています。
このデザインは、エヴァンゲリオン弐号機に似ており、スタジオカラーの影響が色濃く反映されていると考えられます。
四つ目の意匠は、強化人間やニュータイプとの関連性を示唆している可能性が高く、シャア自身のニュータイプ適性やサイコミュ技術が関係しているとも考えられます。
また、物語の後半でこのクアッドアイがある特殊な機能を発揮することが示唆されており、ガンダムの歴史を大きく変える可能性があります。
「シャロンの薔薇」とは何か?
『ジークアクス』の物語の中で、キシリア・ザビが言及する「シャロンの薔薇」という謎の存在。
これがジオンの軍事機密に関するものであることは明らかですが、その実態は作中では断片的にしか語られません。
ここでは、「シャロンの薔薇」の正体について考察し、その背後にある意味を探ります。
キシリアが言及した機密の正体
「シャロンの薔薇」は、ジオン軍内で極秘に開発されていたサイコミュ兵器、あるいは特定のニュータイプ計画に関連している可能性があります。
キシリアはこの計画を通じてジオンの技術を飛躍的に向上させることを狙っていましたが、計画は何らかの要因で頓挫したと考えられます。
しかし、この計画が後に赤いガンダムの開発や、シャアのニュータイプ能力に影響を与えた可能性もあり、物語の核心に関わる重要な要素であることは間違いありません。
ララァ・スンやエルメスとの関係性
「シャロンの薔薇」という名称は、**ララァ・スンやエルメスの技術が転用された可能性**を示唆しているとも考えられます。
『ジークアクス』の世界では、ニュータイプ研究が従来のガンダム世界とは異なる方向に進んでおり、ジオン側が独自のニュータイプ技術を発展させていた可能性が高いです。
その技術の中に、かつてララァ・スンが搭乗していたエルメスのシステムが関与していたのではないか?という考察もあります。
また、「シャロンの薔薇」が示すのは、ジークアクスの世界において**ニュータイプ技術を受け継ぐ存在がいた**ことを意味しているのかもしれません。
「ゼグノヴァ」とは?歴史を変えたサイコミュ暴走事故
『ジークアクス』では、歴史を大きく変える要因となる現象として、「ゼグノヴァ」と呼ばれるサイコミュ暴走事故が発生します。
この現象が物語の転換点となり、シャアの運命や世界の在り方に大きな影響を与えました。
ここでは、「ゼグノヴァ」の正体と、それが歴史に及ぼした影響を考察します。
シャアは1stガンダム世界に転移したのか?
「ゼグノヴァ」とは、サイコミュ兵器の暴走によって発生した次元の歪みのような現象です。
これによってジークアクスの世界と、1stガンダムの世界が繋がった可能性があります。
考察の中では、この出来事によってシャアが1stガンダム世界に飛ばされ、逆にシュウジ(=クワトロ・バジーナ?)がジークアクスの世界に現れたのではないかと言われています。
もしこの仮説が正しければ、1stガンダムの歴史そのものが『ジークアクス』の影響を受けて変化している可能性が高いです。
シュウジの正体とクワトロ・バジーナとの関係
『ジークアクス』で登場する謎のキャラクター「シュウジ」。
彼は1stガンダム世界から転移してきた可能性があり、その正体は「クワトロ・バジーナ」そのものではないかという考察があります。
もしそうであれば、ジークアクスの世界における「赤いガンダム」の存在意義も変わってくることになります。
シャアの選択がジオンの勝利を導いた?
『ジークアクス』におけるシャアは、従来の彼とは異なり、過去を反省せず、より積極的に行動するキャラクターとして描かれています。
その結果、ジオンは従来の歴史とは異なる道を歩むことになります。
従来の歴史との違い
1stガンダムの世界では、シャアは最終的にジオンの敗北を受け入れる形となりますが、『ジークアクス』では違います。
彼はより戦略的に動き、ジオンの勝利に貢献する存在になっています。
シャアが反省しないことで変わった未来
本作のシャアは、「若さゆえの過ち」を認めず、より積極的に戦局を動かすことで、ジオンにとって有利な状況を作り出します。
この変化が、物語全体に大きな影響を与えていることは間違いありません。
【ジークアクス】まとめ|シャアの赤いガンダムと歴史改変の結末
『ジークアクス』は、従来のガンダム作品とは異なる「IFの世界」を描いた作品です。
シャアの赤いガンダムの正体、「シャロンの薔薇」という謎、「ゼグノヴァ」による世界の交錯など、多くの考察が展開できる要素が詰め込まれています。
本作が最終的にどのような結末を迎えるのか、今後の展開に注目です。
- 『ジークアクス』はシャアが異なる選択をしたIF世界の物語
- 赤いガンダム(gMS-α)はジオン由来の新たな機体
- 「シャロンの薔薇」はジオンの極秘ニュータイプ計画か
- 「ゼグノヴァ」により1stガンダムの世界と交錯した可能性
- シャアの行動がジオンの勝利に大きな影響を与える
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