『Ave Mujica』11話感想｜初華（初音）の嘘・168億円事件・祥子との関係…伏線を回収の回！

『BanG Dream! Ave Mujica』第11話では、これまで謎に包まれていた初華の過去と、祥子との関係がついに明かされました。

幼少期の秘密、初華の「嘘」、祥子の父・清告の失脚を引き起こした168億円事件…すべての伏線がつながる衝撃の展開となりました。

この記事では、11話の感想とともに、明かされた真実を徹底考察していきます！

初華の正体が判明！彼女がついた「嘘」とは？

『Ave Mujica』第11話では、三角初華（初音）の正体がついに明かされました。

これまで謎に包まれていた彼女の過去は、予想以上に衝撃的で、祥子との関係性にも大きな影響を与えるものでした。

幼少期の「嘘」から始まった彼女の人生のすり替え、そして祥子への異常な執着——すべてが明確に描かれた今回のエピソードを振り返ります。

本名は初音！本物の初華との関係

三角初華（初音）の本当の名前は三角初音でした。

彼女は祥子の祖父・豊川定治の隠し子として生まれ、豊川家の正統な血筋ではないために、その存在を隠されていました。

一方、彼女の妹である「本物の初華」は家族に愛され、自由に生きることが許されていたのです。

初音が「初華」になりすました理由

初音は、そんな初華に対して強い羨望と劣等感を抱くようになります。

そしてある日、病気で寝込んだ初華の代わりに、初音は初華になりすまして祥子と遊ぶという「嘘」をつきました。

それが、彼女の人生を狂わせる「嘘つきの始まり」だったのです。

「初華」として生きることを選んだ理由

初華として過ごした時間は、初音にとって初めて感じた自由でした。

幼少期、彼女は母親から「豊川家の人間とは関わってはいけない」と言い聞かされて育ちました。

しかし、「初華」として祥子と遊んだとき、彼女は初めて自分が必要とされていると感じたのです。

嘘を続けたことで生まれた執着

その快感はあまりに大きく、彼女は「初華」という名前の仮面を被り続けることを選びました。

「私は初華。私は祥子の大切な人。」

そう自分に言い聞かせながら、彼女は本物の初華になりきろうとしたのです。

しかし、その「嘘」は、やがて彼女自身をも追い詰めていくことになります…。

祥子の父・清告の失脚と168億円事件の真相

『Ave Mujica』11話では、祥子の父・豊川清告の失脚についても明かされました。

この事件は、豊川家の内部抗争と深く結びついており、その発端となったのは初音の何気ない告白だったのです。

祥子が貧しい生活を強いられた背景には、168億円にも及ぶ詐欺事件が関係していました。

初音の言葉が引き起こした悲劇

初音は、sumimiとしてアイドルデビューを果たした後、祥子の父・清告と会話をする機会がありました。

その際、彼女は自分が豊川定治の娘であり、豊川家の支援で成功したことを何の疑いもなく清告に伝えました。

しかし、これは豊川家の内部にとって極めて危険な情報だったのです。

清告はこの話を受け、定治に詰め寄りました。

しかし、それが豊川家の権力争いに巻き込まれる結果となり、清告はすべてを失うことになりました。

168億円事件と豊川家の闇

清告の失脚の決定打となったのが、168億円もの巨額詐欺事件でした。

この事件が原因で、清告は豊川家から追放され、祥子の生活も一変。

しかし、視聴者の間では、この事件が意図的に仕組まれたものではないかという疑問が浮上しています。

もし、初音の存在を隠蔽するために清告を排除する必要があったとすれば、168億円事件は単なる偶然ではなく、豊川家の誰かによって仕組まれた策略だった可能性もあるのです。

祥子の父を奪った罪悪感

清告の失脚を知った初音は、「自分のせいで祥子の人生を壊してしまった」と強く後悔します。

彼女は、祥子がバイトを掛け持ちしながら生活に苦しんでいることを知り、罪悪感に苛まれました。

この出来事が、彼女の祥子に対する執着をより深める原因となったのです。

「私が全て奪ってしまった。その償いとして、私は祥子に全てを捧げる——」

こうして、彼女の歪んだ愛情と自己犠牲がより強くなっていきました。

祥子は真実を知った今、どうするのか？

祥子にとって、父の失脚の原因が初華（初音）の存在だったという事実は、受け入れがたいものでしょう。

今後、祥子が初音を許すのか、それとも決別するのかが大きな焦点となります。

さらに、168億円事件の黒幕が誰なのか、今後のストーリーで明かされるのかにも注目です。

「私の人生ぜんぶあげる」初音のヤンデレ化が加速

『Ave Mujica』11話で衝撃的だったのは、初音の祥子への執着が「愛」と「罪悪感」の狭間で完全に暴走してしまったことです。

これまで初華として振る舞ってきた彼女は、祥子に全てを捧げると決意するほど、自己を犠牲にする思考へと変わっていました。

「私の人生ぜんぶあげる」——この言葉が示す初音の心境を、彼女の過去とともに考察していきます。

愛か償いか？初音の歪んだ感情

初音の祥子への想いは、単なる恋愛感情や友情では説明できません。

彼女は幼少期からずっと祥子に執着し続けてきました。
しかし、その根底には「私が祥子からすべてを奪ってしまった」という強烈な罪悪感がありました。

祥子の父・清告の失脚、豊川家の陰謀、祥子の生活の困窮——それらが自分のせいだと認識した初音は、彼女のそばにい続けることで償おうと考えます。

しかし、それはただの償いではなく、祥子のそばにいられる理由を作り続けるための「言い訳」になっていたのです。

祥子への独占欲と「運命共同体」の意味

初音が「私の人生ぜんぶあげる」と言ったのは、祥子への歪んだ愛情と独占欲の表れでした。

彼女は祥子に「運命共同体」という言葉をたびたび使っています。それは、「私がいなければ祥子は生きられない」「私が全てを差し出せば、祥子は私を見てくれる」といった自己犠牲と依存の混ざった危うい考え方を意味していました。

本当の「運命共同体」とは、互いに支え合う関係のはず。

しかし、初音は祥子のために自分を消し去る覚悟すら持ってしまっていたのです。

逃げ出した初音の行き先は？

祥子に真実を知られたことで、初音はすべてを失ったと感じ、彼女の元から姿を消しました。

これまで「初華」として生きてきた彼女にとって、祥子との関係が崩れることは自分の存在意義を失うことと同義でした。

では、初音はどこへ向かったのか？

• 豊川家に戻る可能性 — 定治の元に戻り、新たな立場を築こうとする？
• 本物の初華に会いに行く可能性 — すべてを清算し、「初華」としての人生を終わらせる？
• 祥子の元に戻る可能性 — しかし、それは再び「嘘をつくこと」を意味する？

今後の展開次第で、初音の「運命共同体」という言葉の本当の意味が明らかになるかもしれません。

まとめ｜11話で回収された伏線と今後の展開予想

『Ave Mujica』11話は、シリーズを通して張られていた数々の伏線を回収する重要な回でした。

初音の正体、祥子との関係、豊川家の闇、168億円事件の真相——すべてがつながり、物語はクライマックスへと向かっています。

ここでは、11話で明らかになったポイントを整理し、今後の展開を予想していきます。

11話で回収された伏線

• 初音の正体 — 彼女は本物の初華ではなく、祥子の祖父・豊川定治の隠し子だった。
• 初華になりすました理由 — 幼少期に祥子と遊ぶために嘘をつき、それを続けることで自身の存在意義を見出していた。
• 168億円事件の真相 — 初音の発言がきっかけで祥子の父・清告が失脚し、豊川家の権力争いに巻き込まれた。
• 初音の歪んだ愛 — 祥子への罪悪感から「私の人生ぜんぶあげる」とまで言い切るほどの自己犠牲的な愛へと変化。
• 初音の失踪 — 祥子に真実を知られたことで、自分の居場所を失い、姿を消してしまった。

今後の展開予想｜初音はどこへ向かうのか？

11話のラストで初音は祥子の元から姿を消しました。

彼女が向かう先として考えられるのは、以下の3つの可能性です。

• 豊川家へ戻る — 定治の元へ戻り、新たな立場を確立しようとする。
• 本物の初華に会いに行く — 嘘を終わらせるために、自らの過去と向き合おうとする。
• 祥子の元へ戻る — しかし、それは再び「嘘をつくこと」を意味する。

どの道を選ぶにせよ、初音が自身のアイデンティティとどう向き合うのかが、今後のストーリーの鍵を握ることになるでしょう。

祥子の選択｜初音を受け入れるのか、それとも…？

初音が失踪した今、祥子の反応も注目ポイントです。

祥子は、自分の父を破滅させた原因が初音だったという事実をどう受け止めるのでしょうか？

彼女が初音を許すのか、それとも決別するのかが、12話以降の大きな焦点になります。

また、Ave Mujicaのメンバーはこの状況をどう受け止めるのかも気になるところです。

クライマックスへ向けて｜12話以降の展開はどうなる？

『Ave Mujica』は残り2話。

バンドの未来、祥子と初音の関係、豊川家の真相——すべてが最終回へ向けて大きく動き出すことは間違いありません。

次回、初音はどんな決断をするのか？祥子は彼女をどう迎えるのか？

12話も目が離せません！