キングダムの王翦軍は本当に弱いのか？評価の理由と裏事情まとめ【ネタバレ注意】

キングダムを読んでると必ず耳に入ってくるフレーズがある――「王翦軍って実は弱いんじゃね？」。

特に番吾の戦いで李牧と司馬尚にボッコボコにされ、あの完璧主義の王翦が敗北を喫した時なんてSNSは大炎上。

「凡将軍団」「地味すぎる」なんて言葉が飛び交って、俺も正直「え、これまでの王翦軍最強説どこ行った…？」って困惑した仲間の一人だった。

でもさ、そこで止まるのはもったいない。だって公式インタビューやアニメの演出、さらには史実『史記』まで掘っていくと、

「弱い」どころか合理主義で最強クラスの軍団っていう、とんでもない真実が浮かび上がってくるんだ。

この記事ではその裏事情を、一次情報も交えてガチで掘り下げていく。

読んだ後には「弱いって言われるの、むしろ演出トリックだった説あるな」って思うはず。

王翦軍の本当の姿を暴いていこう！

王翦軍が「弱い」と言われる理由

「王翦軍＝弱い」って言葉、もう一人歩きしてる感あるよな。

でもよく見ると、そのレッテルには明確に3つの燃料がある。

この3点セットが重なったせいで、SNSでも「凡将軍団」「弱すぎワロタ」って評価が拡散した。

どこまでが事実で、どこからが誤解なのかを徹底的に分解していく。

番吾の戦いでの壊滅的敗北

番吾の戦いは弱い説を一気に爆発させた決定打だ。

「勝てる戦しかしない」なんて言われてきた王翦が大敗？ 俺も初見で正直「終わった…？」って頭抱えた。

ネットでも「王翦軍ここで退場説」が飛び交ったのは当然だろう。

派手さに欠ける兵構成と演出効果

もう一つの要因は演出の地味さ。

軍全体も堅実で堅苦しい動きが多く、バトル漫画的に映える場面が少ないんだ。

朱海平原でも確かに彼らは役割を果たしてるけど、信や王賁のように「読者が沸く見せ場」が少ないせいで、印象に残らない。

• 結果：地味＝弱いという雑なラベルを貼られてしまった
• 実際：火力や個人スターに依存しない合理主義の軍団

「勝てる戦しかしない」発言との矛盾

最後の燃料が、あの有名フレーズ「王翦は勝てる戦しかしない」だ。

この言葉が強烈すぎたせいで、番吾の大敗は「矛盾＝やっぱ弱いじゃん」と短絡されてしまった。

でも実際の番吾を見れば分かる。王翦は本来の進路＝宜安ではなく番吾を選んだが、李牧はそこを完全に先読みして布陣。

さらに司馬尚が合流して中央を粉砕したことで、王翦軍は一気に崩された。

番吾はその哲学すら超えてくる怪物（李牧＋司馬尚）がいたから起きた例外なんだ。

むしろ矛盾どころか、「王翦でも詰む局面が存在する」と描くことで李牧の異常さを強調したシーンだったとも言える。

実は最強クラス？王翦軍の真の強さ

王翦軍が弱いって言われるの、ホントにもったいない。むしろ、「静かな脅威」を体現した最強合理主義軍だと俺は断言したい。

原作者インタビューに見る王翦像

原泰久先生のコメント：
「戦う以上、勝てる戦しか意味がない」

原泰久先生は王翦をまさに惜しみなく合理を追求する慎重派として描いてる。

このセリフがどれほど意味深かというと、闇雲に突っ込むヒーローより、最も勝率の高い道を選ぶ軍を意図したって話。

派手さがないのは演出ミスじゃなく、賭けずに勝ちを重ねることを正義として見せているという証拠なんだろう。

[出典：コミックナタリー]

アニメ演出で示された王翦軍の不気味さ

アニメ版の王翦は、ただの将軍じゃなく「不気味な存在感」を演出で徹底して描かれてる。

• 仮面で表情を隠し、沈黙を選ぶ立ち振る舞い → 視聴者もキャラも「次に何を考えてるのか読めない」緊張感
• 演出陣や声優コメント → 「王翦は冷静さと不気味さで支配する」と語られている
• 無言の支配力 → 派手な戦闘や大声の指揮じゃなく、場を握るスタイル

[出典：AbemaTIMES]
[出典：アニメ！アニメ！]

史記に基づく王翦の実績と合理主義

そして史実の王翦は、『史記』に「楚を滅ぼした大将軍」と明確に記されてる戦国のヤバイ将。

百戦百勝どころか、兵を休めさせて油断を誘い、一気に楚を沈黙させる戦術家でもあった。

Wikipediaにも「秦の天下統一に大きく貢献」とあるくらい、書歴の評価も超A級。

[出典：Wikipedia]

ファンの声と再評価の動き

じゃあファンの反応はどうなのか？ここがまた沼よ。

「弱い派」と「実は最強派」で真っ二つに割れてるのが、今の王翦軍評なんだ。

ここではその両極の見方を掘ってみよう。

「凡将軍団」説とその誤解

日本でよく見るのは「キャラが地味すぎ」「ド派手な見せ場がない＝弱い」という直結したレッテル貼り。

「王翦軍ってモブ集団にしか見えん」
「飛信隊や玉鳳隊の方が王道でカッコいい」

実際、このような感想が流れてた。

これは、凡将軍団が楚を滅ぼすなんて芸当、どう考えても凡人には無理だろって話。

士気を維持した撤退戦のリーダーシップ

番吾での撤退戦こそ、ファンの評価が分かれるポイント。

つまり、敗北の中で軍をまとめ上げたリーダーシップこそ、弱さどころか異常な強さの証明。

この視点から見ると、番吾の敗北すら王翦軍の評価を底上げするエピソードになってるんだ。

[出典：Reddit Kingdom コミュニティ]

まとめ：王翦軍は弱いのではなく合理主義の最強軍

ここまで振り返ってみると、「王翦軍＝弱い」って評価は完全にイメージ先行なんだよな。

番吾の敗北インパクトがデカすぎて、「弱い」ラベルが一人歩きしただけ。

実際に積み上げた要素を並べると――

• 原作者が語る「慎重で合理的」というキャラ造形
• アニメ演出が強調する「不気味さと沈黙による支配力」
• 史実で楚を滅ぼしたラスボス級の実績

どう見ても「凡将軍団」なんかじゃなく、最強クラスの合理主義軍団。

派手さはないけど、静かに勝ち筋を積み上げていく怖さ。これこそが王翦軍の真骨頂だ。

だから俺は断言する。「弱い」って言葉は王翦軍には似合わない。

次に王翦軍が戦場に立ったとき――その姿を見た俺らは本当に「弱い」って言えるのか？

それとも、最恐の合理主義をまた突きつけられるのか？

その答えは、これからのキングダムが見せてくれるはずだ。

佐藤晴人でしたッ！またな！

FAQ

Q. 王翦軍はなぜ「弱い」と言われる？

番吾での大敗と、派手さに欠ける演出が主な理由。ただし本質的には強力な軍団。

Q. 王翦軍の強さはどこにある？

徹底した合理主義とリスク管理。史実でも大国・楚を滅ぼした実績がある。

Q. 王翦は史実で実在する人物？

『史記』に登場する実在の将軍で、秦の天下統一に大きく貢献した名将。

参考情報・ソース

• コミックナタリー 原泰久先生インタビュー
• Abema TIMES：アニメ第15話レビュー
• アニメ！アニメ！（アニメイトタイムズ）記事
• Wikipedia：キングダム (漫画)