キングダム映画の主題歌、歴代アーティスト一覧まとめ

古代中国の広大な戦場を背景に、スポットライトを浴びる5本のマイクスタンドが横一列に並ぶ壮大なイメージ キングダム
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結論からいく。2026年7月17日公開の実写『キングダム 魂の決戦』の主題歌は、米津玄師の書き下ろし新曲「夜鷹(よだか)」だ(2026年7月13日デジタル配信)。

実写キングダム映画の主題歌はこれで通算5曲で、担当したのはONE OK ROCK・Mr.Children・宇多田ヒカル・米津玄師の4組。しかも5曲すべてが「その映画のための書き下ろし」で、既存ヒット曲の流用は一つもない。

この記事では歴代主題歌を弾ごとに全部整理して、誰がどの作品に何を書いたのか、興収やチャート記録、制作の裏話まで一気に並べる。「キングダム 主題歌 ワンオク 2回」の理由や、「米津玄師 夜鷹 キングダム」の起用背景も後半でしっかり掘り下げるぞ。

キングダム映画 主題歌の歴代一覧(早見表)

先に全体像だ。時間ない人はここだけ持って帰ってくれ。

実写『キングダム』は2019年から2026年までで全5作。主題歌とアーティスト、種別(書き下ろしか否か)、配信日、各映画の興収をまとめると次のとおりだ。

| 弾 | 映画(公開年) | 主題歌 | アーティスト | 種別 | 映画の興収 |
|—|—|—|—|—|—|
| 第1弾 | キングダム(2019) | Wasted Nights | ONE OK ROCK | 書き下ろし | 57.3億円 |
| 第2弾 | キングダム2 遥かなる大地へ(2022) | 生きろ | Mr.Children | 書き下ろし | 51.6億円 |
| 第3弾 | キングダム 運命の炎(2023) | Gold 〜また逢う日まで〜 | 宇多田ヒカル | 書き下ろし | 56億円 |
| 第4弾 | キングダム 大将軍の帰還(2024) | Delusion:All | ONE OK ROCK | 書き下ろし | 80.3億円 |
| 第5弾 | キングダム 魂の決戦(2026) | 夜鷹 | 米津玄師 | 書き下ろし | 公開前 |

※各作の興収は配給・東宝および中日スポーツ・オリコン等の報道による。第5弾は2026年7月17日公開で、興収は公開前。

種別の列を見てほしい。5曲中5曲、つまり全曲が書き下ろしだ。「ほぼ書き下ろし」じゃなく、一つの例外もなく書き下ろし。この徹底ぶりがシリーズの伝統で、だから毎回アーティストのコメントの熱量がとんでもないことになる。

ここから1曲ずつ深掘りしていく。

第1弾『キングダム』主題歌はONE OK ROCK「Wasted Nights」

第1弾『キングダム』(2019年4月19日公開)の主題歌は、ONE OK ROCKの「Wasted Nights」。シリーズの号砲を鳴らした1曲だ。

この起用、経緯がとにかく熱い。プロデューサーの松橋真三さんは、脚本づくりを始めた2015年の段階で、すでにワンオクに主題歌を頼みたいと構想していたと語られている(映画公式・各種インタビューより)。

映画公開の約4年前だぞ。企画のスタート地点からこのバンドを想定して動いていた、その本気度がまず尋常じゃない。

曲そのものは、映画の壮大さに拮抗する「ビッグアンセム」として作られた。歌詞はほぼ英語で、止まっていることの意味や、今を生きる理由を問う構成になっている。

作品世界とリンクしつつ、現代を走る俺たちへの応援歌にもなっているのが強い。第1弾は最終的に興収57.3億円を記録し(東宝発表、映画.comほか)、2019年公開の邦画実写作品で興収1位となった。信の物語の出発点にこの曲を置いたのは、個人的には大正解だったと思う。

第2弾『キングダム2』主題歌はMr.Children「生きろ」

第2弾『キングダム2 遥かなる大地へ』(2022年7月15日公開)の主題歌は、Mr.Childrenの「生きろ」だ。

この曲は、ミスチルがデビュー30周年の節目に放った書き下ろしにあたる。30周年のタイミングの新曲がキングダムに提供された、それだけでもう事件でしょ。

制作エピソードがまた尊い。桜井和寿さんは、映画を観て台本を読み、原作漫画を読み込む日々を送っていたという。そんなある日、夢の中でメロディが浮かんで、飛び起きてピアノに向かい一気に書き上げた——と本人が語っている(映画公式コメントより)。

「生きろ」というタイトルも桜井さん本人が名付けたもの。撮影も楽曲制作もコロナ禍と重なり、この言葉はバンドにとって当時の活動指針にもなったと語られている。

凝った比喩を削って、まっすぐ生きる姿だけを差し出してくるから、逆に刺さるんだよな。第2弾は興収51.6億円を記録し(東宝発表)、こちらも2022年公開の邦画実写作品で興収1位となった。

※画像はAIによるイメージ

第3弾『キングダム 運命の炎』主題歌は宇多田ヒカル「Gold 〜また逢う日まで〜」

第3弾『キングダム 運命の炎』(2023年7月28日公開)の主題歌は、宇多田ヒカルの「Gold 〜また逢う日まで〜」。配信リリースは映画公開と同じ2023年7月28日だ。

1998年に15歳でデビューし、日本の音楽シーンを一段引き上げた人がここで登板、というだけで並びの格が一段跳ね上がる。

この曲は、宇多田さんの拠点であるイギリスで制作された。過去と未来、大切な人との絆をテーマに、優しくて力強い1曲に仕上がっている。

本人は「今の私が思う幸福の歌ができた」といった趣旨のコメントを残し、大音量で聴いてほしいと添えている(映画公式コメントより)。この一言に全信頼を預けたくなる。

サブタイトルの「運命の炎」と、宇多田ヒカルの叙情性が完璧にハマってる。第3弾は興収56億円を記録し(東宝発表)、入場者特典に頼らずに前作の数字を上回った点でも評価が高い。

第4弾『キングダム 大将軍の帰還』主題歌は再びONE OK ROCK「Delusion:All」(ワンオク2回目)

第4弾『キングダム 大将軍の帰還』(2024年7月12日公開)の主題歌は、再びONE OK ROCKの「Delusion:All」。第1弾「Wasted Nights」以来、約5年ぶりのタッグだ。「キングダム 主題歌 ワンオク 2回」で検索している人が知りたいのは、まさにこの再登板の話だと思う。

しかもTakaさんのコメントが重い。作中で王騎将軍が信に投げかける「お前は何のために戦うのか」という問い——それをバンド自身への問いとして受け止め、その答えとして曲を作ったと語っている(映画公式コメントより)。

タイトルを直訳すると「すべては妄想」。歌詞は全編英語で、周りが何と言おうと自分たちを信じ抜くという強いメッセージが込められている。

映画のほうも爆発した。配給の東宝は2024年8月24日、公開43日間で観客動員477万人・興行収入70億円を突破したと発表(オリコン等が報道)。そして2024年12月23日の東宝2025年ラインナップ発表会で、最終興収80.3億円が発表された。

さらに、1作目から4作連続で興収50億円を超えたのは、2000年以降にシリーズ化された邦画実写作品では初の快挙だと報じられている(中日スポーツ、映画.comなど)。この点は各媒体の報道ベースなので、断定というより「初と報じられた」と受け取っておくのが安全だ。とはいえ、数字が語りすぎているのは間違いない。

第5弾『キングダム 魂の決戦』主題歌は米津玄師「夜鷹」(配信日・制作背景)

さあ本題。第5弾『キングダム 魂の決戦』(2026年7月17日公開)の主題歌は、米津玄師の書き下ろし新曲「夜鷹(よだか)」だ。

デジタル配信は2026年7月13日で、ジャケットは米津本人が描き下ろした(米津玄師オフィシャルサイト、音楽ナタリー等)。作詞作曲だけじゃなくアートワークまで1人で担う、この人の表現の幅よ。

すでに数字も動いている。予告編で「夜鷹」の一部が先行公開されるや反響を呼び、配信前の時点で100万再生を突破したと報じられている(Skream!、THE FIRST TIMESなど、2026年7月10日時点)。

前年の実績も凄まじかった。米津さんは2025年公開の劇場版『チェンソーマン レゼ篇』主題歌「IRIS OUT」で、Billboard JAPANのストリーミング・ソング・チャートにおいて“史上最速”となる4週での累計1億回再生を達成している(Billboard JAPAN、2025年10月15日公開チャート/2026年上半期チャート発表より)。今まさに最前線の人がキングダムに来た。

米津さんのコメントもいい。年に一度みんなを晴らす祭りのような映画に参加できて光栄だ、と語り、まっすぐ進む信へ「信に幸あれ」と結んでいる(映画公式コメントより)。ファン目線と作り手目線が完全に一致していて泣ける。

一番痺れたのは、松橋プロデューサーのエピソードだ。当初はサブタイトルを『史上最大の決戦』にする予定だったが、完成した「夜鷹」がヒントになり『魂の決戦』へ変更したという(映画公式コメントより)。曲がタイトルを書き換える。それくらいのインパクトがあったと本人が振り返っている。

佐藤信介監督は「夜鷹」を、互いを傷つけ合う“孤独な魂の化身”だと表現している。敵同士で戦う者が抱える「同じ傷、同じ痛み」を受け取って感動した、正義と悪では回収できない戦争の悲しみが音に込められている、という趣旨だ(映画公式コメントより)。

今作の下敷きは原作屈指の人気エピソード“合従軍編”で、趙の李牧の策により総勢50万規模の合従軍が秦へ侵攻する物語。祖国を秦に蹂躙された怨念を燃やす万極(山田裕貴)と、信の一騎打ちが核になる。敵の抱える傷まで掬い上げた曲だと監督が語っている時点で、聴く前から覚悟がいる。

なぜワンオクだけ2回? キングダム映画 主題歌の「書き下ろし文化」

ここまで並べて、書き手として強調したいことがある。キングダムの主題歌は5曲すべてが「作品のために一から作られた書き下ろし」だ。

既存曲をポンと乗せるんじゃない。アーティストが映画を観て、台本や漫画を読み込み、作品の芯を掴んでから曲を書く。だから毎回コメントが具体的で熱い。桜井さんは夢でメロディを掴み、Takaさんは王騎の問いを自分への問いに変え、松橋さんは米津さんに「ラッシュを観て自由に作ってほしい」とまで伝えている。

ここで「ワンオクだけ2回なのはなぜか」を考えたい。個人的な見立てはこうだ。ワンオクの2曲——「Wasted Nights」と「Delusion:All」——は、どちらも全編英語で、外から与えられる正解ではなく“自分たちで決めた道を信じ抜く”という一点に貫かれている。これは戦災孤児から成り上がる信の芯と、そのまま重なる。

つまりワンオクは、第1弾で信の「出発の衝動」を鳴らし、第4弾で王騎の死を経た信の「覚悟の再定義」を鳴らした。物語の始点と、最も大きな喪失の直後という2つの節目に同じバンドを置くことで、シリーズは「変わらない芯」を音で示したかったんじゃないか。複数回起用は偶然や人気だけじゃなく、テーマの一貫性を担保する装置として機能している——筆者としてはそう考えている。

考察:キングダム映画 主題歌はなぜこれだけの面子を集められるのか

ここからは筆者の私見だ。理由を3点に分けて整理する。

  • 規模の説得力:シリーズ累計は「夜鷹」配信告知時点で動員1734万人・興収245億円を突破したと報じられている(THE FIRST TIMESほか、2026年7月時点)。原作の累計発行部数も1億2千万部超(2026年3月時点)。この土台があるから、トップアーティストに声をかけられる。
  • 作品を理解させにいく制作体制:脚本段階からアーティストを想定し、ラッシュ映像を見せて自由に作らせる。松橋さんが米津さんに「制限をかけたくなかった」と語る姿勢が象徴的で、この“丸ごと預ける”スタンスが5作一貫している。
  • 客観指標が裏づけている:4作すべてが興収50億円超で、担当曲も各チャートで結果を出している。「ハズレがない」は主観じゃなく、数字が支えている評価だ。

比較として分かりやすいのが、2025年の劇場版『チェンソーマン レゼ篇』だ。米津の書き下ろし「IRIS OUT」を主題歌に据えたこの作品は、最終的に興収107.9億円・観客動員706万人超を記録したと報じられている(興行通信社調べ、2026年3月時点)。「作品愛を全開にした書き下ろし×大作」は、今の日本で最強クラスのヒット方程式になっている。

そのうえで「夜鷹」の異質さを指摘しておきたい。過去4曲は、表現の色こそ違えど根っこは“応援歌”の系譜だった。止まるなと背中を押す「Wasted Nights」、まっすぐ生きろと言い切る「生きろ」、再会を願う温かさの「Gold」、信じ抜けと鼓舞する「Delusion:All」。いずれも聴き手を前へ押し出す力を持っている。

ところが「夜鷹」を監督は“孤独な魂の化身”と呼び、敵味方が抱える「同じ傷」を掬う曲だと語る。前を向かせる歌ではなく、戦う者同士の痛みに寄り添う歌。応援歌から鎮魂に近い視点へと軸が移っている。合従軍編という、怨念と怨念がぶつかる物語だからこその選択だと筆者は考える。

見通しとしては、シリーズはこの合従軍編の規模感を武器に、アジア圏を中心とした海外展開でさらに数字を伸ばす余地があると見ている。応援歌の路線をいったん手放してまで“悲しみ”に踏み込んだ「夜鷹」が、シリーズの表現をどこまで広げるのか。ここが今作最大の見どころだと思う。

まとめ:キングダム映画 主題歌 歴代一覧

改めて並べると、第1弾がONE OK ROCK「Wasted Nights」、第2弾がMr.Children「生きろ」、第3弾が宇多田ヒカル「Gold 〜また逢う日まで〜」、第4弾が再びONE OK ROCK「Delusion:All」、第5弾が米津玄師「夜鷹」だ。

5曲すべてが書き下ろしで、主人公・信を軸にした曲には彼の成長がそのまま刻まれている。そして最新作の「夜鷹」だけが、応援ではなく“敵味方の同じ傷”へ視点を向けているのが最大の違いだ。

この一覧を頭に入れて劇場に行くと、エンドロールで流れる主題歌の刺さり方が完全に変わる。予習してから「魂の決戦」に挑んでほしい。

よくある質問

キングダム映画の主題歌は全部で何曲ありますか?

実写映画シリーズは2026年の第5弾までで、主題歌は全5曲です。ONE OK ROCK「Wasted Nights」、Mr.Children「生きろ」、宇多田ヒカル「Gold 〜また逢う日まで〜」、ONE OK ROCK「Delusion:All」、米津玄師「夜鷹」で、5曲すべてが映画のための書き下ろしです。

キングダム映画で2回主題歌を担当したアーティストは誰ですか?

ONE OK ROCKです。第1弾の「Wasted Nights」と第4弾の「Delusion:All」を担当していて、現時点でシリーズ唯一の複数回登板アーティストになります。どちらも全編英語で、自分たちの道を信じ抜くというテーマが共通しています。

最新作『キングダム 魂の決戦』の主題歌と配信日は?

米津玄師の書き下ろし新曲「夜鷹(よだか)」で、デジタル配信は2026年7月13日、映画公開は7月17日です。当初『史上最大の決戦』にする予定だったサブタイトルが、この曲をきっかけに『魂の決戦』へ変更された逸話もあります。最新の配信状況は各サービスや公式で確認してください。

俺は劇場で「夜鷹」を浴びてくる。佐藤晴人でしたッ!またな!


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