「薬屋のひとりごと」39話は、ちょっとした失敗が後宮を巻き込む騒動へと発展する波乱の回でした。
氷を割ってしまった小蘭を救うために動く猫猫の優しさと機転、そして壬氏とのやり取りには、思わずニヤリとしてしまった方も多いのではないでしょうか。
さらに玉葉妃の出産に関わる緊急事態や、猫猫の養父・羅門の登場など、見どころが盛りだくさん!今回はそんな第39話の見どころと感想をまとめてお届けします。
- 猫猫が小蘭の失敗をどうカバーしたのか
- 壬氏が提示した“甘い条件”の真意
- 玉葉妃の逆子問題と羅門の登場理由
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猫猫の機転で小蘭の氷の失敗を挽回
ちょっとした不注意が引き金となり、小蘭が思わぬ騒動の中心に巻き込まれてしまいます。
そこで頼れる猫猫は冷静さと知識を武器に、彼女はその場を収めようと行動を起こします。
氷を割ってしまった小蘭のピンチ
事件は小蘭が貰ったばかりの簪に気を取られたことから始まります。
前方不注意のまま進んでしまい、宦官が運んでいた氷と衝突してしまったのです。
床に落ちた氷は粉々に割れ、献上品としての価値を失ってしまいました。
その様子を目撃した周囲は凍りつき、宦官の怒りも爆発寸前。
小蘭は真っ青な顔で立ち尽くし、謝ることすらできないほど動揺していました。
氷の代わりに選んだ意外な方法とは
窮地に陥った小蘭を救うため、猫猫はすぐにその場に割って入り、宦官と交渉を始めます。
なんとか責任の追及を回避するために、「代わりになるものを用意する」と提案。
ここで彼女が思いついたのが、氷を活かした別のお菓子を作るというアイデアでした。
この発想こそ、猫猫の柔軟な発想力と応用力の高さを物語るシーンで、割れてしまった氷という逆境をチャンスに変える姿に、多くの視聴者が感心したことでしょう。
壬氏との取引で浮かび上がるふたりの関係
氷菓作りに必要な材料や設備を確保するには、猫猫ひとりでは限界がありました。
そこで彼女は、できれば避けたかった壬氏に助けを求める決断をします。
この行動をきっかけに、ふたりの関係に変化が生まれていきます。
猫猫が頼ったのは避けたい相手だった
猫猫が向かった先は、後宮で強い権力を持つ壬氏のもとでした。
普段から一線を引いて接していた相手に、自分から頼みごとをするのは猫猫にとって大きな覚悟が必要だったのです。
しかし、小蘭を助けたいという気持ちがその一歩を踏み出させました。
壬氏に対する警戒心は残りつつも、猫猫は冷静に厨房と材料の貸し出しを願い出ます。
このときの彼女の姿からは、友人を思う真剣さと一人の女性としての成長がうかがえました。
壬氏が出した甘い条件に猫猫が見せた反応
壬氏は協力の見返りとして、明らかに業務とは関係のない条件を猫猫に提示します。
そのひとつは「話を最後まで聞くこと」、もうひとつは「簪をつけてくること」というもので、どちらも猫猫にとって意外で、思わず反応に戸惑いが感じられました。
壬氏の要求は個人的な感情が見え隠れする内容で、彼の本心を暗に伝えているようでもありました。
猫猫は納得できない様子を見せながらも拒むことなく条件を受け入れたその反応からは、ふたりの距離が少し縮まったことが感じ取れます。
日常の一場面のように見えて、心情の変化を描いた繊細なシーンでした。
玉葉妃の逆子問題で浮かび上がる緊張感
氷菓子騒動が一段落した後、物語は穏やかな空気から一転して、命に関わる深刻な局面へと移っていきます。
玉葉妃のさりげないひと言をきっかけに、猫猫は重大な異変に気づきます。
その判断と対応には、これまでにない緊張感が走りました。
何気ない会話から見抜いた異変
玉葉妃は、日常会話の中で「お腹の子が下ばかり蹴る」と話します。
それを聞いた猫猫は、すぐに逆子の可能性を疑います。
医学の専門教育を受けていない猫猫にとって、出産に関わる問題は特に慎重な対応が求められるものでした。
玉葉妃に腹部の触診を申し出る際には、陰部に触れる必要があると小声で伝え、了承を得たうえで診察を行います。
診断の結果、やはり逆子の可能性が高いと判断した猫猫は、軽々しく口にできない現実を前に思案を巡らせます。
猫猫の葛藤と羅門登場の意味
猫猫は、逆子が戻らなかった場合の最悪の事態として、帝王切開の必要性を玉葉妃に伝えます。
後宮には、その手術ができる医官がいませんが、そこで猫猫が思い出したのが、かつて後宮を追放された元医官であり、自らの養父である羅門でした。
羅門は優れた医術を持ちながらも、過去の経緯から重い罪人と見なされています。
紅娘は強く反対しますが、玉葉妃の理解と采配によって、最終的に羅門を後宮に呼ぶことが決まります。
この展開は、猫猫にとって自身の過去と向き合うと同時に、大切な人を救うための決意を示す場面となりました。
猫猫の優しさと壬氏の距離感が交差する39話の魅力まとめ
第39話では、小蘭を助けるために奔走する猫猫の行動力や、友人を思うまっすぐな気持ちが描かれていました。
また、壬氏とのやりとりの中では、ふたりの関係が少しずつ変化していく様子も見えてきました。
事件が起こらない日常の中にこそ、それぞれの人間性や想いの揺らぎが浮かび上がります。
氷菓をきっかけに交わされる小さな約束や、逆子という命に関わる問題への真剣な対処には、猫猫という人物の多面性がよく表れていました。
彼女の機転と優しさ、そして壬氏との絶妙な距離感が、物語に奥行きを与えていた回です。
次回、猫猫と羅門、そして玉葉妃の出産がどう展開していくのか、ますます目が離せません。
- 小蘭のミスを猫猫が機転でカバー
- 壬氏との取引でふたりの関係に進展
- 氷菓作りに見える猫猫と仲間の絆
- 玉葉妃の逆子問題から緊張感が高まる
- 猫猫の養父・羅門が後宮に再登場
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