『俺レベ』の完結理由は作者の死去で打ち切り？続編『ラグナロク』やアニメに及ぼす影響

『俺だけレベルアップな件』（通称：俺レベ）は、韓国発の人気ウェブ小説を原作とした作品で、ウェブトゥーン版やアニメ化を通じて世界的な人気を獲得しました。

しかし、作画担当のDUBU（ジャン・ソンラク）氏が2022年に死去したことで、「打ち切りになったのでは？」という噂が広がっています。

実際のところ、本作は原作・ウェブトゥーンともに計画通りに完結しており、DUBU氏の死去が直接の影響を与えたわけではありません。

この記事では、完結の真相や続編『ラグナロク』、さらにはアニメ2期・劇場版の最新情報まで詳しく解説していきます。

『俺レベ』の完結は作者の死去による打ち切りではない

『俺だけレベルアップな件』（通称：俺レベ）は、韓国発のウェブ小説を原作とする人気作品であり、ウェブトゥーン版も世界的に大ヒットしました。

しかし、作画担当のDUBU（ジャン・ソンラク）氏が2022年7月に脳出血で死去したことにより、一部で「打ち切りになったのでは？」という噂が広がりました。

しかし、実際には原作小説は2018年に完結し、ウェブトゥーン版も2021年に全179話で終了しており、DUBU氏の死去は作品の完結とは無関係です。

さらに、2024年からは続編『ラグナロク』が連載され、アニメ2期や劇場版の制作も進行中です。

原作小説とウェブトゥーンの完結時期

『俺レベ』の原作小説は、韓国のウェブ小説プラットフォーム「カカオページ」で2016年に連載開始され、2018年に完結しました。

その後、ウェブトゥーン版が制作され、NAVER Webtoonやピッコマで連載されました。

ウェブトゥーン版の最終話（第179話）は2021年に公開され、原作に忠実な形で物語が締めくくられました。

作画担当DUBU氏の死去とその影響

『俺レベ』のウェブトゥーン版の作画を担当したDUBU氏は、2022年7月23日に脳出血で死去しました。

享年37歳という若さでの死去に、世界中のファンや関係者が衝撃を受けました。

しかし、ウェブトゥーン版はすでに完結済みであったため、作品のストーリーに直接的な影響はありませんでした。

また、DUBU氏の所属していたREDICE STUDIOが後任の作画を引き継ぎ、続編『ラグナロク』の制作が進められています。

打ち切りではなく計画通りに終了した理由

『俺レベ』が「打ち切りになったのでは？」という噂が広まった理由には、以下の3つの要因が関係しています。

• ウェブトゥーン版の完結直前（2021年8月～11月）に3か月の休載があった
• 本編完結後、外伝が開始されるまでの期間に「休載扱い」となったため、一部のファンが混乱
• 作画担当DUBU氏の死去が重なり、作品の終了と関連付ける人がいた

しかし、実際には作品は計画通りに完結し、ストーリーもきちんと締めくくられました。

現在も続編『ラグナロク』やアニメ2期が制作されており、『俺レベ』の世界は引き続き広がりを見せています。

『俺レベ』の物語はどのように終わったのか？

『俺だけレベルアップな件』は、主人公・水篠旬が最強のハンターへと成長し、地球を脅かす君主たちとの戦いを描いた作品です。

物語のクライマックスでは、地球の存亡をかけた戦いが繰り広げられ、旬は最終的に破滅の君主アンタレスと対峙します。

そして、すべての戦いを終えた旬は、地球を守るために大胆な決断を下します。それが、過去改変という選択でした。

最終決戦：破滅の君主アンタレスとの戦い

破滅の君主アンタレスは、「竜帝」とも呼ばれる最強の君主で、地球を滅ぼすために現れました。

旬は彼と壮絶な一騎打ちを繰り広げますが、単独では勝ち目がないと判断し、支配者（ルーラー）たちと協力することを選びます。

影の軍団と支配者の力を借り、ついにアンタレスを討ち取ることに成功。

しかし、彼が倒れても「君主たちの戦争」は終わらず、次元を超えたさらなる危機が迫っていました。

過去改変：水篠旬が選んだ未来

アンタレスとの戦いを終えたものの、君主たちの存在自体が地球を脅かし続けていました。

そこで旬は「再生の杯」の力を利用し、過去へと戻る決断をします。

彼は過去に戻ることで、君主たちの干渉が起こらない未来を創り出すことを目指しました。

この過去改変により、旬が覚醒しなかった世界が誕生し、平和な日常が訪れることになります。

影の君主としての結末

しかし、旬の決断には大きな代償がありました。

彼は「影の君主」として次元の隙間で27年間戦い続けることになります。

この間、彼は孤独な戦いを続け、ついにすべての敵を倒しきります。

そして、新たな未来が創られた後、旬は再び現世界へと戻り、普通の生活を取り戻すことに成功しました。

続編『ラグナロク』とは？『俺レベ』の世界は続く

『俺レベ』の物語は完結しましたが、2024年より続編として『ラグナロク』が連載開始されました。

この新シリーズでは、主人公が水篠旬の息子へとバトンタッチされ、新たな脅威と戦う物語が展開されます。

『俺レベ』の世界観を引き継ぎつつも、新たなキャラクターやストーリーが描かれることで、新規ファンにも楽しめる作品となっています。

『ラグナロク』の主人公は水篠旬の息子

『ラグナロク』の主人公は、水篠護（みずしの まもる）という少年です。

彼は父・旬の影響を受けながらも、異なる道を歩むことになります。

最初は覚醒していない普通の少年でしたが、ある出来事をきっかけに彼の運命が大きく変わります。

ストーリーの概要と新たな敵

物語の舞台は、『俺レベ』の完結から数年後。

地球には再びゲートが出現し、新種のモンスターが現れ始めます。

護は当初、戦いとは無縁の生活を送っていましたが、突如として「プレイヤー」としての能力を手に入れることになります。

今回は、影の力だけでなく、新たな「神々の力」をめぐる戦いが描かれ、未知の敵との激戦が繰り広げられます。

作画担当の変更と制作体制

『ラグナロク』の作画は、DUBU氏の死去により、新たなチームが担当しています。

ウェブトゥーン版の制作は、DUBU氏が代表を務めていたREDICE STUDIOが引き継ぎ、複数の作画担当者が協力して制作を進めています。

REDICE STUDIOはウェブトゥーン業界で高い評価を受けており、『俺レベ』の世界観を忠実に再現しながらも、新たなビジュアル表現を取り入れています。

『ラグナロク』では、よりダイナミックなアクションシーンや繊細なキャラクター描写が特徴となっており、読者の期待に応えるクオリティが維持されています。

前作のファンにとっても、新たな展開に期待が高まる『ラグナロク』。今後のストーリーにも注目が集まります。

『ラグナロク』と『俺レベ』の違いは？

『俺だけレベルアップな件』の続編である『ラグナロク』は、前作の世界観を引き継ぎながらも、異なる設定や新しい主人公によって新たな物語を展開しています。

ここでは、『ラグナロク』と『俺レベ』の主な違いについて詳しく解説します。

物語の時代背景と設定の違い

『俺レベ』では、ゲートとダンジョンが突如出現した現代を舞台に、水篠旬が最強のハンターへと成長していくストーリーが描かれました。

一方、『ラグナロク』の舞台は、前作の完結から数年後の世界です。

過去改変によって一度は平和が訪れたものの、新たなゲートが発生し、これまでとは異なる脅威が現れます。

また、『俺レベ』では君主と支配者の戦いがメインテーマでしたが、『ラグナロク』では「神々」との戦いが新たなテーマとなっています。

水篠旬と水篠護の能力の違い

『俺レベ』の主人公・水篠旬は、「影の君主」として影の軍団を召喚・強化できる能力を持っていました。

一方、『ラグナロク』の主人公である水篠護（みずしの まもる）は、父の力を完全には継承していません。

彼は最初、覚醒者ではなく、戦いとは無縁の生活を送っています。しかし、ある事件をきっかけに新たな「プレイヤー」として覚醒します。

護の能力は、「影の力」ではなく、新たな種類の力を宿している可能性があり、物語の展開とともにその真相が明らかになっていくでしょう。

『ラグナロク』で登場する新キャラクター

『ラグナロク』では、新世代の登場人物が多数登場します。

• 水篠護 – 水篠旬の息子で、新たなプレイヤー
• 神々の使徒 – 新たな敵勢力として登場する神々の代理人
• 謎の覚醒者 – 旬と関わりを持つ重要キャラクター

新たな敵と仲間がどのようにストーリーに関わっていくのか、今後の展開が注目されます。

アニメ『俺レベ』2期と劇場版の最新情報

『俺だけレベルアップな件』（通称『俺レベ』）のアニメは、第1期の放送を経て、現在は第2期と劇場版に展開しています。

本記事では、アニメ1期の放送時期や内容、2025年1月から放送予定のアニメ2期、2024年11月に公開された劇場版『ReAwakening』について、正確な最新情報をお届けします。

アニメ1期の内容

アニメ『俺レベ』の第1期は、2024年1月7日から3月31日にかけて放送されました。

具体的には、TOKYO MX、とちぎテレビ、群馬テレビなどで毎週日曜（土曜深夜）に放送され、多くの視聴者に支持されました。

第1期では、ウェブトゥーン版の第1話～44話が映像化され、水篠旬がE級ハンターから覚醒し、強大な力を手に入れるまでのストーリーが描かれました。

制作を手掛けたA-1 Picturesは、戦闘シーンのダイナミックな演出や、迫力のあるアニメーションで高評価を得ました。

アニメ2期の放送時期と展開

アニメ2期のタイトルは、『俺だけレベルアップな件 Season 2 -Arise from the Shadow-』。

放送開始は2025年1月を予定しており、ウェブトゥーン版の第45話以降のエピソードが描かれます。

また、第23話は2025年3月15日 24時より放送予定で、S級ハンターたちが人間大の羽アリ型モンスターと対峙するシーンが展開されます。

2期では、旬がさらに強くなり、影の軍団を率いて世界規模の脅威と戦う壮大なストーリーが描かれる予定です。

劇場版『ReAwakening』の公開情報

劇場版『俺だけレベルアップな件 -ReAwakening-』は、2024年11月29日に日本で公開されました。

本作は、第1期の特別編集版に加え、第2期の第1話・第2話の先行上映を含む構成となっています。

映画の上映時間は119分で、R15+指定となっており、迫力ある戦闘シーンがよりダークな演出で描かれています。

現在、国内外での配信情報については未発表ですが、今後の展開に期待が寄せられています。

アニメ2期や劇場版を通じて、『俺レベ』の人気はさらに拡大し、続編への期待が高まっています。

アニメ『俺レベ』とウェブトゥーン版の違い

『俺だけレベルアップな件』は、ウェブトゥーン版が圧倒的な人気を誇る作品ですが、アニメ化に際していくつかの改変が行われています。

アニメ版とウェブトゥーン版ではストーリーや演出、キャラクターデザインに違いが見られます。

ここでは、アニメ版とウェブトゥーン版の主な違いを詳しく解説します。

ストーリーの改変点

アニメ版では、ウェブトゥーン版に比べてテンポが速く、一部のエピソードが短縮・省略されています。

特に、主人公・水篠旬がシステムに適応する過程の描写が短縮されており、ウェブトゥーン版よりも成長がスピーディーに進んでいます。

また、アニメではオリジナルの追加シーンもあり、旬の心理描写がより深く描かれる場面もあります。

作画・演出の違い

アニメ版は、ウェブトゥーン版に比べてよりダイナミックなバトルシーンが特徴です。

ウェブトゥーン版では、画面スクロールを活かした縦長の構図が用いられていますが、アニメ版ではカメラワークやエフェクトを駆使した迫力ある戦闘演出が追加されています。

また、アニメではキャラクターデザインが微調整され、より現実的なプロポーションになっています。

アニメオリジナル要素の追加

アニメ版では、ウェブトゥーン版にはなかったオリジナルのエピソードや演出が追加されています。

例えば、旬の戦闘シーンに新たな技の演出が加わるなど、視覚的な魅力が強化されています。

また、アニメ版では一部のサブキャラクターに新たなセリフや背景描写が追加され、物語に深みを持たせています。

『俺レベ』の人気の理由と影響

『俺レベ』は韓国発のウェブトゥーン作品として、世界中で驚異的な人気を獲得しました。

その成功の背景には、魅力的なストーリー、独自の成長システム、そして圧倒的な作画のクオリティが関係しています。

世界中でのファン人気と評価

『俺レベ』は韓国のカカオページで連載され、全世界で累計閲覧数5億回以上を記録しました。

特に日本やアメリカ、フランスなどでも大ヒットし、各国のウェブトゥーンランキングで上位にランクインしました。

アニメ化後は、NetflixやCrunchyrollなどのプラットフォームで視聴され、さらに多くのファンを獲得しています。

他の作品への影響

『俺レベ』の成功により、ウェブトゥーン形式の作品が世界的に注目されるようになりました。

特に、「最弱から最強へと成長する主人公」というテーマが、多くのマンガ・アニメ作品に影響を与えました。

また、『俺レベ』のバトル演出は、近年のウェブトゥーン系アニメの参考になっており、今後もその影響は続くと考えられます。

今後の展開の可能性

『俺レベ』の人気は衰えることなく、続編『ラグナロク』の連載や、アニメ2期・劇場版の制作が進行しています。

また、ウェブトゥーン作品のアニメ化が増加する中で、『俺レベ』の成功は今後の作品制作にも大きな影響を与えるでしょう。

今後も『俺レベ』の新たな展開に注目が集まります。

まとめ｜『俺レベ』は完結済み！続編やアニメも展開中

打ち切りの噂は誤解、作品は順調に進行

続編『ラグナロク』やアニメ2期で今後も注目！