『ユア・フォルマ』あらすじ&ネタバレ解説|SFミステリーの魅力と登場人物を紹介!

サスペンス
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『ユア・フォルマ』は、菊石まれほによるSFクライムサスペンス小説で、第27回電撃小説大賞「大賞」受賞作です。

脳内情報端末「ユア・フォルマ」が普及した近未来を舞台に、電索官のエチカ・ヒエダとヒト型ロボットのハロルド・ルークラフトが、電脳犯罪に立ち向かう物語です。

この記事では、『ユア・フォルマ』のあらすじやストーリーの詳細、登場人物の紹介、作品の魅力について詳しく解説します。

この記事を読むとわかること

  • 『ユア・フォルマ』のあらすじと主要なストーリー展開
  • エチカ・ヒエダとハロルド・ルークラフトの関係性と成長
  • SFミステリーとしての魅力と哲学的テーマ

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『ユア・フォルマ』の基本情報

『ユア・フォルマ』は、菊石まれほによるSFクライムサスペンス小説で、第27回電撃小説大賞「大賞」を受賞した作品です。

本作の舞台は、脳内情報端末「ユア・フォルマ」が標準装備された近未来。人々はこのデバイスを通じて、記憶や感情をデータ化し、記録・共有することが可能になっています。

しかし、この技術の進歩により、電脳犯罪が急増。そんな犯罪を捜査する「電索官」として働くのが、本作の主人公エチカ・ヒエダです。

相棒として配属されたのは、人間ではなく、最新型ヒト型ロボット「ハロルド・ルークラフト」。機械でありながら人間らしさを持つ彼と、天才電索官エチカがバディを組み、次々と難事件を解決していくスリリングな物語が展開されます。

作品の概要

『ユア・フォルマ』は、SF、ミステリー、クライムサスペンスを融合させた近未来小説で、第27回電撃小説大賞「大賞」を受賞した注目作品です。

本作の舞台は、人間の脳に直接接続される情報端末「ユア・フォルマ」が普及した社会。これにより、視覚・聴覚・感情までもが記録可能となり、人々の生活は大きく変わりました。しかし、その一方でユア・フォルマを悪用した電脳犯罪が急増し、新たな捜査機関「電索官」が設立されます。

主人公のエチカ・ヒエダは、その電索官のひとりであり、卓越した能力を持つ天才捜査官です。しかし、彼女の特殊な能力は、相棒の脳に大きな負担をかけてしまうため、長続きするパートナーがいませんでした。そんな彼女に新たな相棒として配属されたのが、最新型ヒト型ロボットのハロルド・ルークラフトです。

エチカとハロルドがバディとして難事件を捜査する中で、ユア・フォルマに秘められた重大な秘密や、国家規模の陰謀が明らかになっていきます。緻密なSF設定とサスペンスフルな展開が特徴で、電脳技術が発展した世界の中で「人間とは何か?」というテーマにも深く切り込んでいきます。

小説・漫画・アニメのメディア展開

『ユア・フォルマ』は、小説・漫画・アニメと多方面にわたるメディア展開が行われています。

📖 小説版

  • 2021年3月10日より刊行開始。
  • 現在までに既刊6巻(2023年8月時点)が発売中。
  • 電索官エチカとハロルドのバディ関係を中心に、緻密なミステリー要素を織り交ぜたストーリー展開。

📚 漫画版

  • 2021年6月~2023年9月まで『ヤングエース』にて連載。
  • 作画は如月芳規が担当。
  • 全18話・単行本全3巻で完結。
  • ビジュアル面での補完が充実し、アクションシーンやキャラクターの表情がよりダイナミックに描かれている。

📺 アニメ版

  • 2025年4月2日より放送開始!(テレビ朝日系列『IMAnimation W』枠)
  • アニメーション制作はジェノスタジオ(『ゴールデンカムイ』制作スタジオ)。
  • 声優キャスト:
    • エチカ・ヒエダ: 花澤香菜
    • ハロルド・ルークラフト: 小野賢章
    • ビガ: 東山奈央
    • フォーキン: 岡本信彦
  • オープニングテーマは「GRIDOUT」(歌:yama)。

特にアニメ版では、SF的なビジュアル表現やスリリングなアクションシーンに期待が寄せられています。

『ユア・フォルマ』のあらすじ(ネタバレあり)

『ユア・フォルマ』は、電脳技術が発達した未来社会を舞台にしたSFクライムサスペンスです。人々の記憶や感情をデータとして記録できる「ユア・フォルマ」の普及により、便利になった一方で、犯罪も複雑化しました。捜査官であるエチカ・ヒエダと、最新型ヒト型ロボットのハロルド・ルークラフトがバディを組み、数々の難事件に挑みます。

ここでは、物語の核心に迫るあらすじを紹介します。なお、一部ネタバレを含むため、未読の方はご注意ください。

近未来、すべてが記録される社会

時代は、人間の脳内に直接接続される情報端末「ユア・フォルマ」が標準装備された未来。もともとはウイルス性脳炎の治療のために開発された技術でしたが、やがて社会全体に浸透し、記憶や感情までもがデータとして保存される時代となりました。

これにより、日常生活は格段に便利になったものの、同時に電脳犯罪が増加。個人の記憶を改ざんしたり、盗み見たりする事件が後を絶ちません。これに対応するために生まれたのが、「電索官」と呼ばれる特殊捜査官です。

電索官は、ユア・フォルマを通じて犯罪者や被害者の記憶に「ダイブ」し、事件の真相を解き明かす能力を持っています。その中でもエリートとされるのが、主人公のエチカ・ヒエダです。

エチカ・ヒエダとハロルド・ルークラフトの出会い

エチカ・ヒエダは、電索官の中でも特に優れた能力を持つエース捜査官です。しかし、その能力があまりにも強すぎるため、パートナーを次々と消耗させ、長続きする相棒がいないという問題を抱えていました。

そんな彼女に新たに配属されたのが、最新型ヒト型ロボット「ハロルド・ルークラフト」でした。ハロルドは、従来の機械とは異なり、高度なAIを搭載し、人間のような思考と感情表現を持つアミクス・ロボットです。

当初、エチカは機械の相棒に対して不信感を抱いていましたが、捜査を進めるうちに、ハロルドの冷静な判断力や鋭い洞察力に助けられ、次第に信頼を寄せていきます。

電脳犯罪の捜査と巨大な陰謀

エチカとハロルドは、ユア・フォルマを悪用した事件の捜査を進める中で、単なる個人犯罪ではなく、国家レベルの陰謀が絡んでいることに気づきます。

ある日、ユア・フォルマの開発企業に関わる重要人物が次々と失踪する事件が発生。調査を進めると、政府や巨大企業が関与する極秘プロジェクトの存在が浮かび上がります。

エチカとハロルドは、事件の核心に迫るため、記憶ダイブを行いますが、そこには想像を絶する真実が待ち受けていました。ユア・フォルマが持つ本当の機能とは何なのか? そして、それを巡る巨大な陰謀の正体とは?

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主要登場人物の紹介

『ユア・フォルマ』には、個性的で魅力的なキャラクターが登場します。本作の物語は、主人公である電索官エチカ・ヒエダと、ヒト型ロボットのハロルド・ルークラフトを中心に展開されます。

冷静沈着で卓越した能力を持つエチカと、AIでありながら人間に近い感情を持つハロルドの関係性は、物語の大きな魅力のひとつです。また、二人を取り巻く同僚や上司、事件の関係者たちも、作品の世界観をより深く彩っています。

ここでは、主要登場人物の特徴や役割について詳しく紹介していきます。

エチカ・ヒエダ(CV:花澤香菜)

本作の主人公であり、「電索官」としてユア・フォルマを駆使した捜査を行うエリート捜査官。類まれな電索能力を持ち、記憶へのダイブを通じて事件の核心へと迫る。しかし、その能力があまりにも強力であるため、歴代のパートナーは次々と脳に負荷がかかり、病院送りになってしまう。

冷静沈着でありながら、捜査に対して強い情熱を持ち、困難な事件にも果敢に挑む。周囲からは「クールな完璧主義者」と見られることが多いが、実際には内面に葛藤を抱えており、特に自身の能力の影響で人との距離を置かざるを得ない状況に苦しんでいる。

新たな相棒としてヒト型ロボットであるハロルドを与えられた当初は、「ロボットなど信頼できない」と拒絶する。しかし、ハロルドの冷静な判断力や鋭い洞察力を目の当たりにするうちに、彼に対する見方が次第に変わっていく。

ハロルド・ルークラフト(CV:小野賢章)

エチカの新しい相棒となる最新型ヒト型ロボット(アミクス・ロボット)。高度なAIを搭載し、従来の機械とは一線を画す人間らしさを持つ。彼のプログラムは人間の言動や感情を分析し、より人間に近い思考を模倣するため、エチカは当初そのリアルな振る舞いに戸惑う。

合理的かつ冷静な性格であり、どんな状況でも的確な判断を下す。しかし、時折「人間らしさ」を見せる言動があり、それがエチカとの関係性に微妙な変化をもたらしていく。特に「人間に近づくこと」を求めるような言動をする場面もあり、それが単なるプログラムなのか、それとも何か別の要素が働いているのかは物語の大きなポイントとなる。

捜査能力も非常に高く、エチカが気づかない細かい情報を分析し、事件の真相に迫る。特にユア・フォルマの仕組みやデータ解析に関しては人間以上の精度を誇る。

その他の登場人物

  • ビガ(CV:東山奈央) – エチカの同僚であり友人。明るく社交的な性格で、エチカにとって数少ない気を許せる存在。彼女の支えとなることも多く、ハロルドとの関係を冷静に見守っている。
  • フォーキン(CV:岡本信彦) – エチカとハロルドの上司。厳格な性格だが、部下思いの一面も持つ。エチカの実力を評価しているが、彼女の過剰な独断行動には頭を悩ませている。
  • トトキ(CV:遠藤綾) – 電索補助官(ビレイヤー)。電索官のサポートを行う専門職で、エチカとも何度かコンビを組んだことがある。冷静で理知的な人物。
  • ダリヤ(CV:七瀬彩夏) – 事件に深く関わる謎の女性。彼女の持つ情報がユア・フォルマの秘密を解き明かす鍵となる。

『ユア・フォルマ』の魅力とは?

『ユア・フォルマ』は、SFミステリー×クライムサスペンスという独自のジャンルを持ち、テクノロジーと犯罪捜査が融合した世界観が魅力の作品です。

緻密に作り込まれたストーリーは、電脳犯罪を巡るスリリングな展開と、人間とAIの関係をテーマとした哲学的な問いかけが組み合わさっています。また、主人公エチカとハロルドのバディ関係や、記憶にダイブする独自の捜査方法など、他の作品にはない要素が詰まっています。

ここでは、『ユア・フォルマ』が持つ3つの大きな魅力について詳しく解説していきます。

SF×ミステリーの緻密なストーリー

『ユア・フォルマ』は、近未来SFとクライムサスペンスが絶妙に融合した作品です。ユア・フォルマという高度な電脳技術がもたらす便利さと、その技術を悪用した犯罪が交錯する世界観が特徴的で、ただのミステリーにとどまらない深みがあります。

事件を追う過程で、主人公エチカは単なる犯罪捜査ではなく、国家規模の陰謀に巻き込まれていきます。捜査のたびに明かされる意外な真実や、ユア・フォルマが持つ隠された機能が、読者を引き込む展開となっています。

また、テクノロジーが発展した社会において、人間の記憶や感情がデータ化されることの是非が問われるなど、現代にも通じるテーマが織り込まれているのも大きな魅力です。

エチカとハロルドのバディ関係

本作のもうひとつの大きな魅力は、エチカとハロルドのバディ関係にあります。エチカは天才的な電索官でありながら、人間のパートナーとの関係を築くのが苦手な孤高の存在。一方のハロルドは、人間に極めて近いAIを持つヒト型ロボットでありながら、あくまで「機械」として見られてしまう存在です。

二人の関係は、最初はぎこちないものでしたが、共に捜査を進める中で、互いに信頼を深めていく様子が描かれます。エチカはハロルドを「単なる機械」として扱おうとしながらも、彼の知性や判断力、時折見せる人間らしい行動に戸惑いながら、次第に彼をパートナーとして認めていきます。

一方のハロルドもまた、人間に近づくことへの葛藤や興味を抱いており、AIと人間の境界を超えた関係性が物語の大きなテーマとなっています。

サスペンス要素と緊迫感のある展開

『ユア・フォルマ』は、電脳犯罪の捜査を通じて、サスペンス要素が際立つ展開が続きます。電索官が記憶ダイブを行うことで過去の出来事を再現し、そこから事件の真相を導き出すという捜査方法が、物語に独自の緊張感を与えています。

特に、記憶の中に潜り込んだ際に襲いかかる障害や、真実に近づくほどに増える危険、敵か味方かわからない登場人物の存在などが、読者を飽きさせません。ページをめくる手が止まらなくなるような、ハラハラする展開が随所に用意されています。

また、テクノロジーとサスペンスが融合した物語だからこそ、「記憶は本当に信用できるのか?」という哲学的な問いも浮かび上がります。こうした深いテーマ性が、本作を単なるSFミステリーにとどまらない作品へと昇華させています。

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まとめ|『ユア・フォルマ』はSF好き必見の作品

『ユア・フォルマ』は、緻密なSF設定とミステリー要素が融合した、独自の魅力を持つ作品です。近未来の電脳社会を舞台に、人々の記憶や感情がデータとして扱われる時代の問題点を描きつつ、スリリングな捜査と陰謀が絡み合うストーリーが展開されます。

また、主人公のエチカとハロルドの関係性が、物語を通じて少しずつ変化していく点も見どころのひとつです。エチカは冷徹な捜査官として成長し、ハロルドは機械でありながらも人間らしさを模索する存在として物語に深みを与えています。

電脳犯罪のサスペンスフルな展開だけでなく、「記憶はどこまで信用できるのか?」「AIは人間になれるのか?」といった哲学的なテーマも含まれており、単なるミステリーにとどまらない奥深い作品となっています。

2025年4月にはアニメ放送も開始されるため、これから原作を読む人にもおすすめです。SF好き、クライムサスペンス好き、バディものが好きな人にとって、必見の一作となるでしょう。

この記事のまとめ

  • 『ユア・フォルマ』はSF×ミステリー×クライムサスペンスの小説
  • 電脳犯罪を捜査するエチカとヒト型ロボット・ハロルドの物語
  • ユア・フォルマの技術と記憶ダイブによる独自の捜査手法が特徴
  • 国家規模の陰謀や哲学的テーマが絡む奥深いストーリー
  • 2025年4月よりTVアニメが放送予定

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